

膵臓の病気は、
当院にご相談ください
こんなお悩みありませんか

膵臓の数値が高くて膵炎だと
言われた

嘔吐、腹痛、食欲不振などの
症状が続いている

膵臓の数値がなかなか下がらな
いので心配
膵臓の病気について
膵臓は胃や十二指腸に張り付いている臓器で、インスリンなどのホルモンを作るだけでなく、さまざまな消化液を作っています。消化器としての膵臓の病気には、膵炎という膵臓の炎症と、消化液が出なくなる膵外分泌不全が挙げられます。膵臓のガンは犬や猫ではとても稀です。
昔は膵臓の血液検査で良いものがなく、超音波検査も見にくいことが多かったので、膵臓の病気を見つけるのはとても難しかったのですが、今は比較的優れた膵臓の血液検査や性能の良い超音波検査が利用できるようになり、膵臓の異常は見つけやすくなっています。
しかし膵臓の数値が高いからといって、必ずしも膵炎ではないことも多く、それらが最近の新たな問題となっております。
膵臓の病気の治療
膵炎には特効薬がないのですが、やるべき治療がこの10年ほどで大きく変わってきています。使うべき薬や栄養治療に関して正しい知識を持っていることが重要です。しかし全ての膵炎の犬や猫を救えない現実もあるので、膵炎を起こす危険性の高い犬や猫を健康診断などで見つけることも大事になります。
膵外分泌不全を疑うときは、とにかく十分食べているのに痩せているという特徴的な症状で、軟便や下痢の症状も多くの犬や猫で見られます。きちんと疑うことが出来れば、血液検査で簡単に診断することができます。消化液が出ない病気なので、治療も消化剤を足すだけで簡単なのですが、その初期治療にはいくつかコツもあります。
膵臓の病気の診療で
当院が心がけていること

01
膵臓の病気があるかないかを
見極める
膵臓の数値だけでは膵炎は診
断できません。
02
本当に膵臓の病気が今の問題が
見極める
たとえ膵臓に病気があってもも
っと重要な病気があるかもしれ
ません。
03
出来るだけ適切な治療を提案し
ます
特に膵炎に特効薬は無いので、
症状に合わせた適切な治療を選
択します。
当院で実施可能な
膵臓の病気の検査
当院では、症状などに応じて、以下のうち
から必要な検査を行い、原因を特定してい
きます。

問診・身体検査
すべての動物に対して行われます。嘔吐や下痢などの症状、食べているものについて詳細な情報が必要になります。身体検査では黄疸やお腹の痛みなどがないか、痩せ具合などを検査します。
血液検査
初診時には多くの動物で実施して、膵臓の数値や炎症の程度を確認します。また膵臓から消化液がでない病気が疑われる場合には、外部検査機関へ依頼することも一般的に実施しています。
糞便検査
膵臓から消化液がでなくなる病気では、糞便中に脂肪が増えたり、細菌叢に異常がでるので、糞便検査を実施することがあります。
超音波検査
初診時には多くの動物で超音波検査を実施して、膵臓に異常がないか確認します。また膵臓の数値が高くても膵炎とは限らず、他の病気が問題であることがとても多いので、お腹の中全体を検査します。特別な場合を除き、膵臓ではあまり細胞や組織を採取する検査は実施されません。

当院について
ABOUT Peco
動物医療センターPecoは、全5フロアの
「犬と猫
のための動物病院」
として、渋谷・原宿エリアに
2021年より新たにスタート致しました。
当院は
元気な時の予防や健康チェック
から、病気
の疑いがある時の検査・治療まで、
「動物の生涯
に寄り添い、見守り続ける医療施設でありたい」
という想いで、日々診療を行っております。
獣医療チームのご紹介
STAFF INTRODUCTION

大野 耕一
内科(消化器、免疫介在性疾患等)
獣医師(東京大学大学院修了)
東京大学准教授、東京大学動物医療センター 内科学診療科 消化器科長を経て、当院院長に就任
アジア獣医内科設立専門医

藤田 淳
外科(軟部組織外科)
獣医師(北海道大学卒)
東京大学動物医療センター 外科系 診療科 特任助教、及び当院外科責任者に就任
日本小動物外科専門医

細谷 芽里
軟部組織外科・総合診療
獣医師(北里大学卒)
3ヶ所の動物病院にて救急・総合診療を、その後、二次診療・救急動物病院にて軟部組織外科を中心に経験し、当院軟部組織外科担当者に就任
日本獣医麻酔外科学会所属

多喜 翔平
整形外科・総合診療
獣医師(麻布大学卒)
動物病院グループにて分院長、整形外科専門診療に従事し年間約100件の整形外科手術を執刀を経験し、当院整形外科担当に就任
麻布大学附属動物病院整形外科レジデント、
日本獣医麻酔外科学会所属

中山 裕之
病理科
獣医師(東京大学大学院修了)
東京大学教授、東京大学動物医療
センター長、日本獣医病理学専門
家協会理事長を経て当院病理科担当、及び当院グループ統括長に就任
東京大学名誉教授、日本獣医病理学専門家

作原 佐世子
総合診療・歯科・行動診療科
獣医師(北里大学卒)
東京大学動物医療センターの研修を修了総合診療として内科を中心に、これまで20年以上診療を経験し、当院に参画
日本獣医動物行動学研究会所属

河口 貴恵
循環器科・総合診療
獣医師(岐阜大学大学院修了)
獣医学博士、3つの病院で総合診療を、関東6病院で循環器専門診療を経験し、当院の循環器科担当に就任
日本獣医循環器学会所属

神野 友輔
総合診療・画像診断科
獣医師(日本獣医生命科学大卒)
総合診療・画像診断を中心に、これまで10年以上診療を経験し、当院に参画。
CT等の画像診断科を担当

目澤 咲綾
総合診療
獣医師(日本獣医生命科学大卒)
大学で心臓/腎臓の研究に従事し、卒後、総合診療として数多くの症例を経験。丁寧な診察を心掛け、全ては動物のため、そしてそのご家族のために精一杯努めて参ります。
日本獣医腎泌尿器学会所属

長濱 麻子
麻酔科・集中治療科
獣医師(麻布大学卒)
一次動物病院、内科専門動物病院、救急動物病院を経験し、当院の麻酔科・集中治療科担当に就任
日本獣医麻酔外科学会、日本獣医がん学会所属

阿島 麻里子
総合診療
獣医師(東京大学卒)
東京都内の動物病院で総合診療として内科を中心に経験し、当院に参画

村山 信雄